近視の場合は、両目ともに視力が低下することが普通ですが、片目だけが視力低下してしまうこともあります。
片方の目だけが視力が下がるという場合、よくある原因として、寝転がった姿勢のまま本を読んだりテレビを見たりしているということがあげられます。
特に横向きに寝た姿勢のままだと、左右どちらかの目を酷使してしまうことになり、そちらの目だけ視力が低下してしまうのです。
片目の視力が悪くなるともう一方も悪くなる
片方の目に大きな負担がかかり、視力が低下してしまうと、今度は視力の良い方の目が利き目となり、そちらばかり使ってものを見るようになります。
そうすると、もう一方の目にも負担がかかるようになり、結局両目とも視力が低下してしまうという悪循環に陥りがちです。
特に小さな子どもの場合は、視力低下した方の目を使わなくなるとそちらの目の発達が止まってしまい、弱視になることもありますので、片方の目の視力低下に気がついたら、早めに眼科を受診することが必要です。
片目だけを視力回復させるには
片目だけが視力低下してしまった場合、片目の視力回復トレーニングをすることになります。
一日のうち数時間眼帯をして良い方の目を隠し、視力低下した方の目だけでものを見るようにします。
この方法は弱視における視力回復の方法としても行われています。
また、正しい姿勢を心がけ、寝ながら本を読んだりテレビを見たりすることは避けるようにします。
パソコンや携帯型ゲームなどをする場合も、画面から両目までの距離がなるべく同じになるように心がけましょう。