最近はネット上では、「レーシック治療ではなくても、一週間で視力回復できます」のような記事を見かけますが、一週間で視力回復なんて本当に可能なのでしょうか?
一週間で視力回復は難しい
現在レーシック治療など、直接目を治療する方法以外で一週間で視力回復はほとんど不可能だと思われます。
どの程度回復すると「回復した」と言えるのかは、個人差がありますが、劇的に見えるようになるのは難しいでしょう。
なぜかと言うと、視力が低下する原因がそもそも治りにくい事だからです。
視力が低下する仕組み
視力が悪くなる原因で最も多いのが、デスクワークなどによるパソコンの画面を凝視する時間が非常に長いという事です。
視力低下の仕組みは、水晶体を動かす毛様体筋の動きです。
水晶体とは物を見る時にピントを合わせる役割があります。
遠くを見るには水晶体を薄くして、近くを見るには水晶体を厚くして、光の屈折を調節てピントを合わせます。
この水晶体の動きを毛様体筋が行っているのですが、近くを長時間凝視すると、毛様体筋は水晶体を厚くするために常に張った状態になってしまい、遠くを見るほぐれるはずの毛様体筋は、緊張状態になっているため、ほぐす事ができず水晶体も厚いままなので、近視になってしまうのです。
毛様体筋をほぐす方法
意識的に遠くの、見えるか見えるか程度の物の一点を凝視します。
対処物は、星や山、遠くに見えるビルのある一点など、室内であれば少しボヤけて見づらいカレンダーの1文字とかです。
このトレーニングは短時間でも毎日続ける事が必要で、たった一週間ほどでは効果は出ません。
習慣付ける事によって、徐々に毛様体筋がほぐれてきます。
まとめ
このように、目のトレーニング方法で視力回復を目指すには、ダイエットと同じように毎日の積み重ねが大切です。
効果には個人差がありますが、まずは続ける事を意識して行ってみましょう。