視力回復トレーニングには「遠近体操法」と「遠方凝視法」という2種類がネット上でよく紹介さていますが、中でも今回は、遠近体操法について詳しく紹介します。
遠近体操法の効果
遠近体操法は、凝り固まっている毛様体筋をリラックスさせる効果があります。
近く見て遠くを見る事を繰り返す事で、毛様体筋を意識的に動かして緩めやすくします。
なぜ交互に見るのかというと、例えば思いっきり体に力を入れてから力を抜く事で、より力を抜きやすくなる事と同じ原理です。
それに意識的に動かすことで筋肉が柔らかくなり、血行が良くなります。
具体的なやり方
一点を凝視する事が大切なので、左右どちらかの親指に何かしら印(点でも星でも視覚検査のようなCでもOK)を付けます。
まずは、印を付けた親指を立てて目の前、距離としては10㎝程度(腕が90°曲げた状態)で止めて、3秒ほど凝視します。
次に指を遠ざけるために、1秒で腕を真っ直ぐにしてください。
この時も印を見続けてください。
腕が伸びきったところで止めて、また3秒凝視します。
そしてまた、指を近くに元の位置(目から10㎝)に戻しますが、近くに戻す時はゆっくりと3秒掛けて近づけてください。
これを10往復1セットとして、毎日3セット行い、セット間の休憩は遠くを見るようにします。
ポイントは腕を動かす速さです。
戻す時はゆっくり、離すときは早くと言うが大切で、遠くから近くにする動きを早くしてしまうと、毛様体筋に負荷が掛かってしまいます。
まとめと注意点
遠近体操法は正しいやり方を毎日繰り返す事が大切です。
ですが、効果は個人差があります。
もし、トレーニングで目に疲労を感じた場合はセット数を少なくしたり、休憩を長く取るなど負荷を掛けすぎない事も大切です。