「最近なんだか目が悪くなった気がする」と感じると、「ちょっと視力検査で確認したい」なんて思う事はありませんか?
最近はスマホやパソコンで何時でも簡単に、自分で視力検査を行えるようになりました。
しかし、できるだけ正確な視力検査をするには、検査の距離が大切になってきます。
そこで今回は、正しい視力検査、特に距離について解説します。
パソコンを使って視力検査
最近は、ランドルト環と呼ばれる「C」マークの視力検査表が簡単にダウンロードできます。
これをプリントアウトする事で家でも簡単に視力検査する事ができます。
正しく視力を測るには距離が大切
基準となる視力1.0はランドルト環の隙間の幅と、目からランドルト環までの距離で決まります。
基本的にランドルト環の視力検査表は、5m離れた位置から見る事を基準としています。
そして、決まった大きさのランドルト環の隙間(1.454mm)を見る事で測っています。
なぜ5mなのかというと、視力を測るには水晶体が調整をしない「無調節状態」が適しているので、実際に検査を行う場合は、無調節状態で測る事のできる5mとなりました。
視力検査の単位
視力の単位は、文字や形を視標として、文字や形の太さや隙間の間隔を視覚1分とし、その文字や形の全体を5分とした時に、正常な目は見分けると事ができると定義されています。
これを5分の1分角の原理と呼び、これを用いてランドルト環が作られました。
例えば視力1.0を測る場合、検査表から5m離れた位置から、ランドルト環の大きさが7.272mmで隙間が1.454mmのランドルト環で測る事になります。
まとめ
このように、視力検査には距離とランドルト環の大きさが正確に定義されています。
なので、ご自身で視力検査する場合でも、極力正確な距離と大きさを使用する事でより、正確な視力が計測できるでしょう。