視力低下は様々な原因がありますが、突然視力が低下する事もあります。
その原因として、生活習慣が原因の場合もありますが、何かの眼病の場合もあります。
そこで今回は、急激な視力低下を起こす原因である眼病を2つ紹介します。
急性緑内障発作
緑内障には様々な発症原因がありますが、中でも急性緑内障発作の場合は、急に激しい頭痛と吐き気に襲われます。
そして目が充血し、急激な視力低下が起こります。
進行が本当に早い場合には、翌日には失明の可能性もある症状です。
眼球には房水と呼ばれる水が溜まっています。
この水は通常隅角と呼ばれる部分から流れ出て循環しているのですが、なんらかの原因で詰まっていまい、眼球に房水が溜まる事によって、あっという間に眼圧が上がる事で発症します。
網膜中心動脈閉塞症
眼球は沢山の毛細血管が通っています。
この毛細血管の血流によって代謝が促され、目は健康な状態を保っています。
しかし、高血圧や高血糖によって血液がドロドロで粘度が高いと、毛細血管の壁に残りやすくなり、このドロドロな血液が原因で動脈硬化を起こしやすくなります。
この状態が眼球内で起こると、毛細血管しかない眼球の血管は非常に詰まりやすくなります。
このように眼球内の血管が詰まってしまうと、網膜の細胞が壊死してしまい、その状態が長時間続くと、最悪の場合失明してしまう可能性があります。
まとめ
網膜中心動脈閉塞症は脳梗塞などの二次的な症状の場合が多いですが、眼球は毛細血管であるため起こりやすい場所でもあります。
このように、急激な視力低下は危険な眼病の可能性がありますので、急激な視力低下を感じたり、目の痛みや頭痛などを発症した場合は放置せずに、ますば医師の診断を受けましょう。