視力が低下すると「メガネやコンタクトをしなければならい」などと考えますが、低下の原因によっては自力で視力を回復する事が可能です。
そこで今回は、自力でできる視力回復トレーニングについて紹介します。
自力で回復可能な視力低下の原因
効果の期待できる原因は「毛様体筋の緊張による近視」です。
毛様体筋とは、水晶体を動かしている筋肉で、水晶体を厚くしたり薄くしたりする事で、距離によってピントを合わせる役割があります。
この毛様体筋は、長時間のデスクワークなどによる、画面などの近いものを長時間凝視し続けると固くなってしまい、動かなくなってしまうのです。
これが原因でピントの調節機能が低下するため、視力が低下してしまうのです。
2つの視力回復トレーニング
毛様体筋を柔らかくするには、簡単な2つのトレーニング方法があります。
①遠方凝視法
短時間近くを見てから遠くを長時間見る方法です。
「毛様体筋が緩はずの状態」を長時間する事によって、時間をかけて緊張をほぐしていきます。
ポイントは、遠くにある物の一点を凝視する事です。
例えば室内の場合は、部屋の奥に見えるカレンダーのある日付を1つ見続けると良いでしょう。
距離としては個人差がありますが、3から5メートルほど遠くにある物がよいでしょう。
②遠近法
近くと遠くを交互に見つめる方法です。
やり方は、一点を見つめやすいように親指に印を付けます。
まずは、その印が見えるように親指を立てて腕を伸ばします。
その印を見つめたまま、素早く目の近くまで引き(目と印の距離が15センチ程度)次に、近づけた親指をゆっくりと離していきます。
これを1セット3回とし、1日3セット程度行います。
ポイントは指を動かす速さで、遠くから近くは早く、近くから遠くはゆっくり動かす事が大切です。
まとめ
このトレーニングには個人差もあり、効果が出るまでに時間を必要とします。
それに継続する事が1番大切です。
ちょっとした空き時間でもできる方法などで試してみてはいかがでしょうか。